Mother Earth通信60号(2025年3月発行)

#Mother Earth通信

 卒業式の季節となりました。我が家も長女が高校卒業の年となります。4人の子育てが残り2人となり、濃密な時だったなぁと思います。育児中は無我夢中で、明日さえも見えない苦しい時もありますが終わりが来ます。育児にまつわるお悩み、いくらでも共感できます。底辺這って生きてきました(笑)。気づけば50歳目前。更年期に入っています。女性の平均寿命は87歳を過ぎ、ここからの人生が長くなりました。そんなわけで今回は更年期についてのお話。

更年期とは

卵巣の働きが衰えるとともに女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下し、更年期の症状が出やすくなります。のぼせや冷え、気力の低下だけではなく、コレステロール値上昇、骨量減少、物忘れなども急速に進行していきます。45歳以上の女性は「自分は今どんな状態なのか」を知ることが大事。病院での健診も利用した方が良いでしょう。また簡易的にチェックする方法もありますので、ご紹介します。

簡易更年期指数(SMI)でチェック!

症状
顔がほてる10
汗をかきやすい10
腰や手足が冷えやすい14
息切れ、動悸がする12
寝つきが悪い・眠りが浅い14
怒りやすい・すぐにイライラする12
くよくよしたり、憂鬱になることがある
頭痛、めまい、吐き気がよくある
疲れやすい
10肩こり、腰痛、手足の痛みがある

1~10の症状を強中弱無の4つの程度で点数を入れてその合計点を元にチェックします。

結果は…

0~25点以内は問題なし。

26~50点は予防に努めましょう。

51~65点は治療が必要。

66~80点は長期間の治療が必要。

81~100点は精密検査が必要。

こんな判定となります。いかがでしたか?ちなみに私は今は0点。不安適応障害を患った41歳の頃で計算すると61点でした。49歳の今の方がずっと元気。メンテナンス次第だとしみじみ思いました。

更年期と鍼灸

東洋医学は女性の節目を7年ごとに見ていきます。

14歳初潮。28歳女性の力が最も旺盛。35歳で老化が始まり、49歳で閉経を迎えるとしています。閉経前後に起こる症状を「血の道症」としています。

 消失していく女性ホルモンを増やすことはできませんが、緩やかに降りていく方法はないかと試行錯誤してきた東洋医学の知恵。

 それは主に自律神経のバランスを整えることにあります。当院では「経絡」という気の道のバランスをよく見ています。筋肉反射を使って、実際の経絡の状態を見ていきます。この症状だから、この経絡が弱っているというわけではなく、お1人お1人、状態や原因となっているものは違います。丁寧に見ていきますね。

 また「経絡」の他に、骨格の歪みを整えること、適度な運動、十分な栄養が大事です。ストレスが悪化因子になるのは、あなたも体験されていることでしょう。ストレスに負けない身体になるためにも、色々な変化に耐えられるようにしておいた方が良いです。寒いところ、暑いところ、空腹、満腹、いつもと違う食事、いつもと違う時間に寝る、起きるなどなど。自律神経の安定化には決まったルーティンが大事といいますが、変化に耐えられた生き物が生存競争に勝ち残ってきたというのが事実。変化を恐れずに生きられるよう、鍼と整体で応援します。

\今月のおすすめ/

栄養補給に欠かせないのはやっぱりユーグレナ。毎日8粒を取ることで排泄も良く、貧血もなく、骨密度も高い状態をキープしています。お勧めです。

ユーグレナ240粒:10800円⇒10,000円(税込)

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