Mother Earth通信20号(2021年11月発行)

#Mother Earth通信

座りすぎが体に与える影響

現代の生活では、1日のうち8時間以上座って過ごす方も少なくありません。仕事やテレビ、スマホ操作など、座っている時間が長くなると、体にはさまざまな影響が出てきます。

長時間座ることで疲れを分散しようと体が歪み、次のような姿勢になりがちです。

  • 踵をつけるのが辛く、つま先だけで支える
  • つま先が疲れて膝を深く曲げて足を組む、あるいは足台に乗せる(太もも裏の筋肉が縮む)
  • 片方の座骨に体重をかけ、背骨が歪み、頚椎がズレていく

実際に院内でも「仰向けで膝を伸ばすのに一苦労」という方が多く、その背景には座りすぎによる太もも裏の筋肉の縮みが関係しています。

筋肉が縮むと体を支える力が弱まり、足首・膝・股関節に負担がかかり、痛みや故障の原因となります。また、筋力低下によって疲れやすくなり、頭痛や肩こりなど全身の不調へとつながっていくのです。

人間の身体はもともと「4足」だった

人間は元々、前足と後ろ足の4点で体を支える動物でした。しかし現代では腕を十分に使わず、前肩になりやすい生活習慣から、体重を支える力が低下しています。

また足に関しても、外体重になりやすく外反母趾などで親指が使えず、踏む力が衰えている方が増えています。

体を支える力を取り戻す簡単エクササイズ

不調を防ぐためには、地味でも基礎的な筋力を取り戻すことが大切です。

  • 腕の強化:壁を押す。肘を曲げて前腕をつけて、ゆっくり体重をかけて押す。
  • 足の強化:足の指をしっかり開き、床にくっつけて歩く練習をする。

こうした動作は地味ですが、原始的な「体を支える力」を呼び戻す第一歩となります。

香ばしカカオペカン

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