産後の腰痛ケア:抱っこや家事がつらいママへ

#鍼灸効果

当院には、産後の不調を改善するために赤ちゃん連れで来院されるママが、毎日のようにいらっしゃいます。

本日いらしたママのお悩みは「腰の痛み」でした。
寝返りのとき、立ち上がるとき、トイレで腰をかけようとしたときなど、
日常の何気ない動作で痛みが走り、とてもつらそうなご様子でした。

産後の腰痛は「がんばりすぎのサイン」

自分の身体を支えるのもつらい状態で、赤ちゃんを抱っこして家事や授乳…。
本当に大変です。
「こんなに痛いのは私だけ?」と思ってしまう方も多いですが、
がんばるママほど身体が悲鳴をあげてしまうのです。

でも大丈夫。
きちんと整えていけば、身体はしっかり回復していきます。

鍼灸と整体でまず「痛みをやわらげる」

施術では、はり・きゅう・整体を組み合わせて、
骨盤の歪みを整え、血流を改善していきます。

痛みが落ち着いて動けるようになったら、
ご自宅でも簡単にできるストレッチをお伝えします。
たとえば、

  • 椅子に座ったままお尻の筋肉を伸ばす
  • 足の関節をやさしく動かす
    といった育児の合間にできるケアです。

立ち上がるときに痛む理由

「立ち上がると腰が痛い」場合、
原因のひとつは**腸腰筋(ちょうようきん)**という、
腰の奥にある筋肉の弱りです。

この筋肉は「冷え」にとても弱いので、
まずは冷たい飲み物を控えることが大切です。
冷たいお茶やコーヒーの代わりに、
常温の水や温かい飲み物を意識して摂るようにしましょう。

また、シャワーだけで済ませず、
湯船につかって身体を温めることも大切です。
お風呂で血流が改善されると、筋肉の柔軟性が戻ってきます。

日常の「ちょっとしたクセ」も見直しポイント

産後ママによくあるのが、
赤ちゃんを左側ばかりで抱っこしているというクセ。
片側だけで抱えると骨盤の歪みを助長してしまいます。

また、いつも同じ方向からテレビを見ているなど、
「無意識の姿勢のクセ」も歪みの原因になります。
時々席を変えて、身体を左右バランスよく使うことが大切です。

少しずつ「体幹を取り戻す」

痛みが落ち着いたら、
軽い体幹トレーニングにも取り組みます。
腹部や背中の筋肉を無理なく動かすことで、
身体の安定感が戻ってきます。

この頃には、「立ち上がっても痛くない」「動くのが楽になった」など、
日常生活で困ることがほとんどなくなります。

最後に:あなたの身体にも“回復力”があります

もし今、産後の体調不良でつらい思いをしているなら、
まずは日常の小さな習慣を見直してみてください。

温めること、バランスよく使うこと、
そして「自分をいたわる時間」を少しだけでも持つこと。

その積み重ねが、確実に身体を変えていきます。
赤ちゃんとの暮らしが、笑顔と安心で満たされますように🌿

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