「辛い肩こり」どうすれば良くなりますか?
こんにちは。
Mother Earth代表の大塚あすかです。
今日はみんな悩まされる肩こりについて、改めて掘り下げていきますね。
肩こり…私がこれに悩まされていたのは、中学生の時。あんまり辛くて、父が近くの鍼灸院に連れて行ってくれたのを覚えています(この時は真氣堂はまだ誕生していません。父はサラリーマンでした)。
おじいちゃん先生が肩に鍼を打ってくれると、すぅっと楽になって
「固いところに鍼をすると柔らかくなって楽になるんだなぁ」
と思いました。
でも何日かするとまた凝ってくるので
「肩こりって治らないんだなぁ」
とも思いました。
はい、中学生のこの時の体験が私の肩こり探求の原点になっております。
肩こりは緩めるだけでは治らない
固い筋肉に鍼を入れると、筋肉に小さな傷がつきます。傷を治そうと、身体は修復機能を発揮して、血流を促進⇒筋肉の弾力が戻る⇒肩のコリが緩むという結果が起こります。
でもね、そもそも
「何で肩の筋肉が固くなるんだろう」
まずはここから考えないといけないのです。
肩が固く凝るには原因がある
この原因、いくつかあるのですが今日はそのうちの一つ、デスクワークの姿勢について、見ていきましょう。

パソコン、スマホを見ている時の姿勢は、背中を丸めて、頭が前に出ている状態ですね。
この姿勢が長く続くと、胸椎(背骨は頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個で出来きています)が固くなります。
胸椎が固く、猫背状態になると、どうしても頭は前に落ちがちになります。
上を見上げるよりも、うつむいている方が楽なのではないでしょうか?
胸椎が固まって、頭の位置が前へズレている状態です。
頭は約4㎏あります。
正しい位置にないと、4㎏の重さを支えるために、首と肩の筋肉はフル稼働状態になります。
それは凝りますよね…。
そうなると
「胸が反りにくい…」
「肩が張る…」
「首痛い」
「背中痛い」
こんな状態になっています。
肩こり改善の順番
肩こりの原因が見えてきました。
頭の位置を戻して、肩こりを改善するための順番をお伝えしますね。
1.胸椎の柔軟性を取り戻す
2.頭の位置を戻す
3.頭の位置を維持するための筋力バランスを整える
中学生の時の私に足りなかったのは、まさにこれ。
肩の筋肉が緩んでも、胸椎の固さが残っていて、頭の位置が前にズレていたら、同じことの繰り返し。
胸椎の柔軟性を取り戻す
当院はこれを整体と鍼を使って、施術しています。
胸椎をねじったり、反ったり、丸めたりという運動を繰り返しながら、無理なく柔軟性を高めていきます。
そして動きを邪魔している筋肉の固さを見つけて、鍼を入れることで緩めます。
頭の位置を戻す
当院は頸椎の調整を大変重視しております。
頸椎がズレたまま、何年も首の不快感、肩こりに悩まされている女性は多くいます。
胸椎、頚椎と手を入れていくことで、首の可動域(動かせる範囲)がぐんと広がり、楽になります。
頭の位置を維持するための筋力バランスを整える
最後はやはり全身の筋肉バランスです。
お腹の力が弱っているために、骨盤、背骨の歪みが起きているケースも少なくありません。
当院では腹圧という、インナーマッスルによって作られる腹腔の圧力を高めることを指導しています。
「お腹に力を入れて」という言葉がありますが、腹圧が入っているのはこの感覚です。
呼吸と連動させながら、インナーマッスルを目覚めさせ、背骨や内臓を良い位置に戻して、姿勢を維持させる力を取り戻します。
この3点が肩こり改善には必要なのです。
緩めるだけでは、ちょっと足りない。
あなたの辛い肩こりの根本改善を目指します。